姜尚中、鷲田清一ほか『日本人の度量』


日本人の度量 3・11で「生まれ直す」ための覚悟 (講談社プラスアルファ新書)日本人の度量 3・11で「生まれ直す」ための覚悟 (講談社プラスアルファ新書)
(2014/02/21)
姜 尚中、高村 薫 他

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 昨日から今日にかけて、一泊で仙台へ――。

 「せんだいメディアテーク」にて、哲学者の鷲田清一さんと防災・危機管理ジャーナリストの渡辺実さんの対談取材(で、私がまとめる)。

 対談テーマに関連した、『日本人の度量――3・11で「生まれ直す」ための覚悟』(姜尚中・高村薫・鷲田清一・本多弘之著/講談社+α新書/882円)、渡辺実著『都市住民のための防災読本』(新潮新書)『緊急地震速報』(角川SSC新書)を読んで臨む。

 そのうち『日本人の度量』は、2012年4月に行われた「第6回親鸞フォーラム」の内容をまとめたもの(フォーラム開催から書籍化までに2年近くかかっていることにビックリ。ゆったりとした仕事の進め方だなあ)。
 東日本大震災後の日本の「いま」と「これから」についての、姜尚中さんによる基調講演と、ほかの3氏によるシンポジウムを収めている。

 シンポジウムについては、パネラー3人が話した内容をバラバラにして再構成し、1人ずつの講演であったかのような体裁にしている。
 なぜそんな手間ヒマのかかることをしたのか、理解に苦しむ。べつに、シンポジウムのままでもよいではないか。

 体裁についてはさておき、話の中身はそれぞれ示唆に富むもので、東日本大震災関連書として上出来の内容になっている。
 「親鸞フォーラム」をまとめたものだから、親鸞の思想を通奏低音としてはいるのだが、宗派性に凝り固まった内容というわけでもない。

■関連エントリ
鷲田清一・内田樹『大人のいない国』レビュー
鷲田清一・永江朗『哲学個人授業』レビュー

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前原政之 
イラスト/ジョージマ・ヒトシ

前原政之(まえはら・まさゆき)
1964年3月16日、栃木県生まれ。53歳。
1年のみの編プロ勤務(ライターとして)を経て、87年、23歳でフリーに。フリーライター歴30年。
東京・立川市在住。妻、娘、息子の4人家族。

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