『デンジャラス・バディ』



 先日観た『SPY/スパイ』で、主演のコメディエンヌ、メリッサ・マッカーシーがすっかり気に入ってしまい、彼女が出ている旧作2本のDVDを借りてきた。『デンジャラス・バディ』と、『ブライズメイズ  史上最悪のウェディングプラン』である。

 2作のうち、『デンジャラス・バディ』はなかなか面白かった。
 サンドラ・ブロック演ずるエリートFBI捜査官と、メリッサ・マッカーシー演ずる下町の不良刑事が、ひょんなことからコンビで捜査に取り組む「バディ・ムービー(相棒映画)」である。

 サンドラ・ブロックのヒット作『デンジャラス・ビューティー』の流れを汲むアクション・コメディ。ゆえに、邦題が『デンジャラス・バディ』なのだろう。

 サンドラ姐さんの軽快なテンポの演技もよいのだが、それ以上にメリッサの存在感が強烈だ。四文字言葉を乱発して啖呵を切る場面(たくさんある)の、なんと痛快なこと。シリーズ化してほしい佳作である。

 だが、もう一本の『ブライズメイズ  史上最悪のウェディングプラン』は、とてつもなくつまらない映画だった。

 つまらないうえに、不快な場面(主要キャラ全員が食中毒になる場面の、必要以上にリアルなゲロゲリ描写とか)、イライラさせる場面(ヒロインが飛行機で泥酔し、乗務員にネチネチからむ場面など、見ていてウンザリ)が随所にある。耐えられず、途中で観るのをやめてしまったほど。こんな駄作が全米大ヒットだというのだから、解せない。

 『SPY/スパイ』『デンジャラス・バディ』『ブライズメイズ』の3本とも、監督はポール・フェイグであり、メリッサ・マッカーシー出演(『ブライズメイズ』だけ助演)という点も共通だ。
 にもかかわらず、『ブライズメイズ』だけが突出してつまらないのは不思議。まあ、脚本が悪いのだろうな。

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前原政之 
イラスト/ジョージマ・ヒトシ

前原政之(まえはら・まさゆき)
1964年3月16日、栃木県生まれ。53歳。
1年のみの編プロ勤務(ライターとして)を経て、87年、23歳でフリーに。フリーライター歴30年。
東京・立川市在住。妻、娘、息子の4人家族。

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