舘神龍彦『手帳カスタマイズ術』


手帳カスタマイズ術 最強の「マイ手帳」を作る58のヒント手帳カスタマイズ術 最強の「マイ手帳」を作る58のヒント
(2011/12/02)
舘神 龍彦

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 舘神龍彦著『手帳カスタマイズ術――最強の「マイ手帳」を作る58のヒント』(ダイヤモンド社/1575円)読了。

 著者は「手帳評論家」を名乗っている人で、手帳術関連の著作も多い。本書はありそうでなかった、市販の手帳を自分流にカスタマイズして使う方法のガイドである。

 私も、昔システム手帳やシステム・ダイアリー(=「SD手帳」。湯川秀樹も愛用した国産システム手帳の草分け)を使っていた時期には、手帳のカスタマイズにいろいろ凝ったものだった。リフィルをあれこれ自作したり、既成の手帳の「便覧」部分だけを切り取ってシステム・ダイアリーに綴じ込んだり……。

 いまは普通の手帳を使っているからカスタマイズは最小限だが、それでもちまちま工夫して使ってはいる。付箋をインデックスがわりにしたり、切手などを入れるミニポケットを加えたり、ダイアリー欄を見やすく彩るシール類を買ってきて貼ったり……。

 文具好きというのは、そういうちまちましい工夫自体に快感を覚える人間なのである。本書は、その手の人たちにはわりと楽しめる本。

 実用書なのだから手帳カスタマイズ術の紹介に徹すればよいものを、プロローグでは手帳の歴史だとか、手帳カスタマイズの意義の解説だとかの余計な講釈をダラダラやっている。ここはいらなかったと思う。
 あたりまえのことを大仰に述べていて、馬鹿みたいでもある。たとえば、次のような記述がある。

 市販の手帳をベースに作るマイ手帳には、無限の可能性があります。
 (中略)
 スマートフォンと比較しても大きなアドバンテージがあります。電源なしでも利用でき、起動時間はゼロ秒です。(中略)スマートフォンのようなロック解除も不要で、ページをめくるだけで機能を選べます。



 でもまあ、カスタマイズ術を解説した部分には、(手帳好きにとっては)役に立つ情報も多い。

■関連エントリ→ 私の手帳術

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前原政之 
イラスト/ジョージマ・ヒトシ

前原政之(まえはら・まさゆき)
1964年3月16日、栃木県生まれ。53歳。
1年のみの編プロ勤務(ライターとして)を経て、87年、23歳でフリーに。フリーライター歴30年。
東京・立川市在住。妻、娘、息子の4人家族。

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