石井光太『ニッポン異国紀行』


ニッポン異国紀行―在日外国人のカネ・性愛・死 (NHK出版新書 368)ニッポン異国紀行―在日外国人のカネ・性愛・死 (NHK出版新書 368)
(2012/01/06)
石井 光太

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 今日は、うちの長女の短大入学式。

 私は先週からできていた口内炎がどんどん大きくなり、まるで虫歯のようにズキズキ痛む最悪のコンディション。唇の端が腫れて、まるで殴られたよう。食事をするときと言葉を発するときが、とくに苦痛。しかし、式典そのものは感動的だった。

 口内炎というと、若いころはしょっちゅう悩まされたものだが、ここ数年はなっていなかった。久しぶりになったのは、このところ忙しくてストレスがたまっていたせいか。

 痛みがひどくなったので、昨日は薬局で口内炎用の軟膏(「サトウ口内軟膏」)とうがい薬(「アズレンうがい薬」)を買ってきたのだが、一日使っただけではとくに効果は感じられず。


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 たかが口内炎と思うかもしれないが、頭を使う仕事にはけっこうなダメージがある。痛みで全然原稿に集中できず、仕事にならないのである。

 寝床で静養しつつ、石井光太著『ニッポン異国紀行――在日外国人のカネ・性愛・死』(NHK新書/903円)を読了。
 海外の最貧国ルポをずっと書いてきた石井光太が、日本の中の異国――在日外国人たちの暮らしに迫った連作ノンフィクション。
 在日外国人を扱ったノンフィクションはこれまでにも山ほどあるわけだが、さすがは石井光太というべきか、これまであまり正面から描かれてこなかった領域にまで踏み込んで、読み応えある内容になっている。

 たとえば第一章は、「外国人はこう葬られる」。在日外国人が日本で亡くなったとき、どのように葬られ、遺体や遺骨がどのように祖国に送られるのかをつぶさに追って、目からウロコの内容になっている。

 日本における「韓流セックスビジネス」の“隆盛”などを扱った第二章「性愛にみるグローバル化」も、過去の最貧国ルポで性についても真正面から描いてきた石井らしい章で、面白い。

 前半二章に比べ、後半の二章――在日外国人の宗教と、彼らが日本で受ける医療について扱っている――はいささか弱い感じ。それでも、印象的なエピソードが随所にあって、一冊の本としては上出来だ。

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前原政之 
イラスト/ジョージマ・ヒトシ

前原政之(まえはら・まさゆき)
1964年3月16日、栃木県生まれ。53歳。
1年のみの編プロ勤務(ライターとして)を経て、87年、23歳でフリーに。フリーライター歴30年。
東京・立川市在住。妻、娘、息子の4人家族。

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